ペプシがロゴマーク刷新、その狙いは?

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ペプシがロゴマークを刷新/PepsiCo, Inc.

ペプシがロゴマークを刷新/PepsiCo, Inc.

ニューヨーク(CNN) 飲料大手ペプシといえば、大抵の人は、赤と青と白のストライプをあしらった球体の中に「Pepsi」の文字を配したロゴを思い浮かべる。しかし実際のところ、現在のロゴは異なっていて、Pepsiの文字は球体の外にある。そこでペプシがこのロゴを変更した。

「そうした感覚を無視できなかった」。米ペプシコの最高デザイン責任者マウロ・ポーチニ氏はCNNにそう語った。「それを拒絶せず、取り入れることにした」

28日に発表されたペプシの新しいロゴは、北米で今年秋から使い始め、来年からは世界展開する予定。消費者の心に焼き付いている1990年代のロゴによく似ているが、書体や書体の色を変え、縁取りを刷新するなど新しい要素を取り入れて現代性を強めた。変更の狙いは消費者の記憶に寄り沿うだけでなく、成長戦略の鍵を握る「ゼロ」シリーズに注目を集めることにある。

ペプシは何年にもわたってロゴを変更してきた/PepsiCo, Inc.
ペプシは何年にもわたってロゴを変更してきた/PepsiCo, Inc.

ペプシは125年の歴史の中で、頻繁にロゴを変更してきた。現在のロゴは2008年に導入されたが、やや地味な印象だった。

ペプシの最高マーケティング責任者トッド・カプラン氏は言う。「ロゴの中の『Pepsi』が球体から切り離された」「書体は小文字のイタリック体で、青が少し弱くなった……このブランドが本当に象徴する自信とエネルギーが表れていない」

ペプシは「力強く自信に満ちたブランド」であり、「大胆に楽しむこと」を表しているとカプラン氏は話す。しかし小文字の「Pepsi」が球体から離れた現在のロゴは、あまり大胆でもなければ自信に満ちた印象もない。

新しいロゴはパンチの効いた大文字の「PEPSI」を球体の中央に据え、赤と青の波の間にうねる白いストライプの上に配置している。

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