片目の保護猫、キャドバリーの公式マスコットに 猫として初、CMにも登場
(CNN) チョコレートメーカー、キャドバリーの公式マスコット「キャドバリー・バニー」を選ぶコンテストで、片目の猫の「クラッシュ」が猫として初めて優勝し、今年の宣伝担当バニーに正式就任した。
キャドバリーの21日の発表によると、クラッシュはアイダホ州ボイシで暮らす8歳の猫。自動車事故で大けがを負い、片目しか残っていない。同地の保護施設で回復する間に、「風変りで社交的な性格」でスタッフに愛される人気者になった。
クラッシュは2023年のキャドバリーのCMに出演することになり、5000ドル(約65万円)の賞金を獲得。加えて「本人が選んだ保護施設」にも5000ドルが贈られる。
飼い主のマディ・コーリーさんは「クラッシュが次のキャドバリー・バニーになると聞いて飛び上がって喜んでいます。彼はどんな部屋にいても常に注目の的になるので驚いてはいません。過去数年はたくさんのことを切り抜けてきました。友人や家族、そして全国の猫好きの皆さんが示してくれた愛情に感謝します」とコメントしている。
クラッシュが登場するCMは25日から放送予定。過去のキャドバリー・バニー・コンテストでは、22年にセラピー犬の「アニー・ローズ」が、21年にはアマガエルの「ベティ」が選ばれていた。
同コンテストは5回目となる今回、初めて保護動物のみを選考対象として実施され、数千匹の中からクラッシュが選ばれた。最終選考にはチンチラの「アンデ」、ヒツジの「ティミー」、アヒルの「ピン」などが残っていた。