絵文字の国際規格管理団体ユニコードコンソーシアムは31日までに、2020年に登場する新たな絵文字のデザインを発表した。タキシードを着た女性や男女の区別がないサンタ、タピオカミルクティーなどが含まれている。
新たな絵文字には、性的中立を意味する様々なデザインが採用された。口ひげをたくわえた男性がウェディングベールをかぶる姿や、哺乳瓶で赤ん坊にミルクを与える図柄などはその一部だ。
これまでの絵文字では、タキシードは男性が、ウェディングベールは女性が身に着けているデザインしか採用されていなかった。
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グーグルが提案した絵文字© 2020 Emojipedia
新たなデザインは誰でも提案することができるが、最終的にはグーグルやマイクロソフト、アップルといった大企業の提案するデザインが採用されるのがほとんどだ。上記のタキシードとウェディングベールのデザインはグーグルが提案した。
このほか、頭巾をかぶって背中に刀を差した忍者、絶滅動物のマンモスやドードー、タピオカミルクティーなど計117種類が新たに加わった。今年の後半にも使用が解禁となり、スマートフォンメーカーなどによって順次導入される予定。