スニーカー好きがコレクションに加えたくなる一品がまた増えた。あいにく履いてみることはできないが。
デンマークの玩具メーカー、レゴは、実際に組み立て可能なブロック版のスニーカーを「アディダス・スーパースター」モデルとして販売する。靴ひもと靴箱も付いてくる。
このセットはレゴとアディダスの提携企画の一環だ。
レゴのデザイナーらはオリジナル版のスニーカーをこよなく愛する人々で、「シェルトゥ」と呼ばれる貝殻のような形状のつま先や、ギザギザのついた3本線のマークも再現。
首尾よく組み上げると高さ12センチ、長さ27センチのスニーカーになる。
付属のディスプレー用スタンドで飾れば、他のコレクションにも引けを取らない存在感を発揮すること請け合いだ。
「1980年代に子ども時代を過ごし、90年代を通じて成長してきた世代として、『スーパースター』のスニーカーはその豊かなストリートアートカルチャーとともに極めて象徴的なアイテムだった。私が最初の1足を手にしたのもまさにそうした時期に当たる」。レゴでシニアデザイナーを務めるフロリアン・ミュラー氏は声明でそう語る。
「だからアディダスとの提携が始動した時には、最高に興奮した状態でこのモデルに取り掛かった」
アディダスとレゴは現在、製品の提携を進めている/LEGO
ミュラー氏はまた「靴は非常に有機的な物体を体現する製品で、柔らかい素材からできており、履く人によって印象も変わる。これをレゴのシリーズに置き換えていくのは心躍る挑戦だった。何と言ってもレゴのブロックは四角くて、がっちりしているのが特徴だから」と付け加えた。
今回の発表の1週間前、同社は2079ピースからなるタイプライターのモデルの販売にも乗り出していた。このモデルは実際にキーやキャリッジを動かすことができる。また最近の数週間で、初の性的少数者をテーマにしたセットも発売した。
ブロックより本物がいいというスニーカーファンに向け、アディダスもレゴのブロックをモチーフにしたスニーカー、「オリジナルズ・レゴ・スーパースター」を発売する。
プレスリリースによると、同製品はアディダスの「伝統的な美意識を、レゴ・ブランド特有の一目で認識可能なブロックと結合させる」ものになるという。