英BA、「着陸直後」の携帯利用を解禁へ 欧州航空で初めて
米国の民間航空業界では現在、高度1万フィート(約3048メートル)以下の飛行では私有の電子機器利用は大半の航空会社で禁じられている。多数の航空会社は大容量のインターネット接続が可能なサービスを提供しているが、携帯電話の通話やデータサービス利用は連邦政府の法令で禁止されている。
ただ、米連邦航空局(FAA)は最近、飛行中での電子機器利用に関する規制事項の緩和を検討するとの報告書を発表。最終報告書は今年9月に公表される見通し。飛行中の乗客などによる電子機器の作動がこれまでの航空便で特定の異常事態につながった事実は突き止められていないとの判断が反映されている。
英国の航空会社ではBAの競合相手であるヴァージン・アトランティック航空が2012年、一部路線での携帯電話利用サービスを打ち出している。