英BA、「着陸直後」の携帯利用を解禁へ 欧州航空で初めて
(CNN) 英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は27日までに、同社便が目的地に着陸直後、携帯電話によるメール送受信、通話、他の電子機器の使用を認めることを明らかにした。
多くの乗客が着陸直後に携帯を使うのは黙認事項に等しかったが、欧州の航空会社が公式にこの種の許可を打ち出したのは初めて。許可は今年7月1日以降、同社の全世界の便が対象となる。着陸後、誘導路を走ってターミナルビルの接続ゲートに向かう時間帯にこれらの操作は可能。
BAの広報担当者は、乗客はもはや着陸後、ターミナルビルなどに接続するまでの間、携帯使用を禁じられイライラする感情とは無縁になると主張。重要なビジネス上の会合時間を調整し、出迎えの人物との待ち合わせ確認などでの利便も大きいと誇示した。
ただ、BAの今回の「携帯解禁」が、世界の航空ビジネスの主要課題が飛行中の携帯電話許可の是非となっている中で他の航空会社に与える影響はそれほど大きくないとみられている。