米アップル、容量8ギガの「iPhone 5c」発表
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは18日、スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5c」の容量と価格を抑えたモデルを発表した。タブレット端末の「iPad(アイパッド)」は第4世代モデルを復活させた。
iPhone 5cはプラスチック製でカラフルさが特徴だったが、売れ行きは同社の予想を下回り、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は1月に、需要を見誤ったと語っていた。
アップルによると、18日に発表した容量8ギガバイトのiPhone 5cは、英国、フランス、ドイツ、オーストリア、中国のみで発売予定。
英国では429ポンド(約7万2000円)で売り出す予定で、現在の16ギガバイトモデル(469ポンド)よりやや安くなる。
iPhone 5cは利幅の縮小を補う狙いでプラスチックを採用したが、価格が予想より高かったことから期待された中国での売れ行きが振るわなかった。
米国でも小売り大手のウォルマートが16ギガバイトモデルの値下げに踏み切り、新規に2年契約を結べば27ドルで購入できるようになった。今回の8ギガバイトモデルでどの程度需要をかき立てられるかは不明だ。
一方、iPadは、昨年10月に登場した薄型の「iPad Air」に入れ替わっていた第4世代のRetinaディスプレー搭載モデルを復活させた。2011年に発売した「iPad 2」の販売は打ち切った。
第4世代のiPadは容量16ギガバイトのモデルのみ販売し、米国での価格は399ドル(約4万円)。