補聴器がアップル端末と接続、調整容易に

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補聴器メーカーが米アップルと組んで新型補聴器「LiNX」を開発=アップル提供

補聴器メーカーが米アップルと組んで新型補聴器「LiNX」を開発=アップル提供

(CNN) デンマークの補聴器メーカー、GNリサウンドが米アップルと組んで、アップルの「iPhone(アイフォーン)」や「iPad(アイパッド)」に対応した新型補聴器「LiNX」を発表した。

LiNXは、iPhoneなどに搭載されているアップルのOS(基本ソフト)「iOS 7」のアクセサリー機能を活用して、iPhoneやiPadなどの端末とブルートゥース経由で無線接続できる。

アップル端末に接続している時は電話や音楽などの音声を聴くためのヘッドホンとして利用でき、それ以外の時は普通の補聴器として、会話や周辺の音を拾うことができるという。

周囲がうるさい場合にiPhoneなどのマイクで聴きたい音だけを拾ってくれる「ライブ・リッスン」という機能も搭載する。

また、GPS(全地球測位システム)機能を使って映画館や自分のオフィスといった特定の場所と設定を記憶させ、その場所に来ると設定を変更するかどうか尋ねる画面を端末に表示させることも可能。補聴器をどこに置いたか分からなくなった場合はiPhoneやiPadを使って探すことができる。

小型化が進んでいる補聴器だが、設定を調整する際、人の目を引くことも多い。新製品ではアップル端末の設定画面やリサウンドのアプリを利用して簡単に調整できる。専門家はアップル端末との連携で補聴器を使う人が増えてくれればと期待を寄せる。

LiNXの価格は3000ドル(約30万円)。グーグルのOS「アンドロイド」を搭載した端末向け製品の開発予定については明らかにしていない。

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