空を自由に? 1500万円の個人用飛行装置が登場
最終的な目標は、個人相手の販売だ。
未来都市
人々がジェットパックに乗って飛び回るような未来都市は、本当に実現するだろうか。
マーティン・エアクラフト社の最高経営責任者(CEO)を務めるピーター・コーカー氏によると、機動性に富んだジェットパックは本来、都市向きなのだという。同氏は、「ヘリコプターのような巨大な回転翼がないため、狭い空間でも活動できる」と話す。
実際には、規制の問題もあり、個人がジェットパックを操縦して都市を飛び回るのは今のところ非現実的だ。ただ、将来的にはやがて、個人が空中ハイウエーを移動するような世界が到来するのではないかと予想している。
そうなれば、マーティン氏にとって、少年時代の夢が現実化することになる。
マーティン氏は「アラン・シェパードが宇宙に出た際、私は3歳。ジョン・グレンが地球周回軌道を飛行した時は4歳だった。アポロ11号が月面着陸したのは、11歳の頃だ。それで、21歳になった時、ジェットパックを開発することを決心した」と振り返る。
54歳になった今、歴史に名を残すため飛び立つことができるだろうか。