アップルが「スマートホーム」に進出の報道、成功の条件は?
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは来週に米サンフランシスコで開く開発者会議で、スマートフォンの「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末の「iPad(アイパッド)」を使って自宅内のあらゆる家電を操作できるスマートホームのシステムを披露する見通しだ。英紙フィナンシャル・タイムズが伝えた。
家電のスマート化が進む中、インターネット接続機能は新型のテレビや警報装置、空調設備などの大半に装備されるようになり、照明や玄関錠にも導入が進んでいる。
iPhoneやiPadで操作できる家電も登場しているが、現在のスマートホーム技術では、例えばコンロ専用アプリや照明専用アプリなど、それぞれの設備ごとに違うアプリを使い分ける必要がある。
しかし1つのアプリで自宅の装置をすべてコントロールできれば利便性は大幅に増す。そして競合各社を抑えてそれを実現できる力を持っているのがアップルだ。
この分野では米グーグルも2011年、スマートフォンOS(基本ソフト)「Android(アンドロイド)」の搭載端末でネット接続型の設備をコントロールできるシステム「Android@Home」を披露した。