アップルが「スマートホーム」に進出の報道、成功の条件は?
しかしそれ以降、目立った進展はなく、これまでのところ操作できるのは空調設備と火災報知器にとどまっている。
ほかにもクアルコムやインテル、マイクロソフトなどのIT大手がスマートホームサービスに進出を試みたが、いずれも失敗に終わった。
失敗の原因はさまざまだが、値段の高い家電をさらに値段の高いものに買い替えなければならないことが主な要因だった。
スマートフォン市場に占めるシェアは、アップルよりもアンドロイドの方が大きい。しかしアップル製品のユーザーは出費をいとわない傾向があり、スマートホーム用機器などの高額商品でも購入する可能性はある。
それでもアップルがスマートホームの分野で成功するためには、余分な出費をしてでも家電や空調、冷蔵庫などをもっと簡単に操作したいと利用者に思わせる必要がある。