アップル、純利益7%増 自社株買いと株式分割を発表
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが23日発表した決算は、売上高が前年同期比4.7%増の約457億ドル(約4兆6800億円)、純利益が同7%増の約100億2000万ドルとなり、いずれも市場予想を上回った。自社株買いの拡大と株式分割も発表し、同社の株価は時間外取引で約8%上昇した。
アップルは自社株買いの規模を従来の1000億ドルから1300億ドルに拡大する。また、四半期配当を8%増やして1株あたり3ドル29セントにする。
アップルは1株を7株にする株式分割も発表。1株あたりの株価が下がることで、ダウ工業株平均の構成銘柄に選ばれる可能性も出てきた。
自社株買いについては、もの言う株主として知られるカール・アイカーン氏が拡大を強く求めてきた。同氏は23日、アップルの動きを歓迎するコメントを出した。
スマートフォン「iPhone」の販売台数は市場の予想を大きく上回る4370万台に達したほか、パソコンの販売台数も予想を上回る410万台と健闘した。英国や日本での販売が順調だったほか、中国市場におけるiPhone発売が要因とみられる。
だがタブレット端末「iPad」の販売台数は1640万台にとどまり、市場予想を下回った。