iPhone6s、不振の背景を探る

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アップルの1~3月期決算は13年ぶりの減収に

アップルの1~3月期決算は13年ぶりの減収に

だが今回の売り上げの低迷は必然だったとの見方もできる。6sは6と比べて機能面でめぼしい改善点がなかったからだ。目玉であるはずの3Dタッチも用途が限られている。これでは買い替える気にならない人が多いのも無理はない。

タイミングも悪かった。6sの発売は、米国の携帯電話会社が2年縛り契約を廃止した時期と重なった。販売方式の変化を受けて、ユーザーにとっては1台の携帯電話を長く使う方が得になったのだ。

また、世界的な景気減速でスマートフォンの販売台数そのものが伸び悩んでもいる。

エディソン・インベストメント・リサーチのアナリスト、リチャード・ウィンザー氏は、6と6sを比べるのは不公平だとの認識を示す。というのも6は消費者からの声に応えて大型化した機種であり、買い替え需要を過去に例がないほど掘り起こした。目立った改善のみられなかった6sが太刀打ちできないのも無理のないことだからだ。

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