米民主党にサイバー攻撃、ロシア政府系のハッカーか
クラウドストライクは先月初め、DNCから「サーバーの様子がおかしい」との連絡を受けて調査に乗り出した。ハッカーはすでに撃退されたが、再び侵入を図るような事態に備え、同社が監視を続けているという。
クラウドストライクによると、トランプ氏に関する情報を盗み出した集団はロシア軍の情報部門と密接な関係にあり、数カ月前からDNCのシステムに侵入していた。
もう一方の集団は約1年にわたり、DNAのサーバーを通して電子メールなどの通信を傍受していた。この集団は昨年もホワイトハウスや国務省、統合参謀本部の機密システムに侵入していた。
同社幹部は、クラウドストライクがこれまでサイバー攻撃の調査で蓄積した膨大な情報から判断して、ロシア情報当局の関与はほぼ間違いないとの見方を示した。