ユーチューブ参考に自宅建設、シングルマザーが話題に 米
木材の運搬や料理などでも子どもたちの助けがあった。ブルッキンズさんは「家を建てる過程で家族の絆が深まり、何事も不可能ではないと学んだ。新しい希望を見つけた」と話す。
知識が足りない部分については、建設経験がある消防士を時給25ドルで雇い助けてもらった。
そして、09年3月31日、ついに自宅が完成。一家で入居した。ブルッキンズさんは、この家を「インクウェル・マナー(『インク入れの邸宅』の意味)」と呼んでいる。ブルッキンズさんは執筆活動に使えるような場所を望んでいて、書籍や書くことへの情熱を名前に反映させたという。
約325平方メートルの家には寝室5部屋のほかに図書室を完備している。
ブルッキンズさんは経験をつづった書籍について、思考が小さくまとまらないよう人々を触発してほしいと言及。「本を書くつもりはなかった。恥ずかしかった。だがどんな逆境のなかでも、視点を変えて、何か大きなことをやるのは重要なことだと思っている」「自分ひとりだと考えないで。あなたは家族と一緒に乗り越え、成長していくことができる」と話す。