インド政府、1050の村に無料Wi-Fi提供へ
ニューデリー(CNNMoney) インド政府はこのほど、全国1050カ所の村落に公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」のサービスを無料で提供する計画を明らかにした。
「デジタル・ビレッジ」の名で知られる試験的プロジェクトの一環。今後6カ月間で各村にWi-Fiタワーを設置し、住民が携帯電話でインターネットに接続できるようにする。
政府によると、初期コストは約6200万ドル(約71億円)。双方向の遠隔教育や医療などにも活用される。将来はほかの地域にもサービスを拡大する予定だという。
政府がすでに取り組んでいる光ファイバー網の敷設事業と並行して進められる。
インドのネット未接続人口をめぐっては、世界のIT(情報技術)企業や国内のプロバイダーが激しい競争を繰り広げている。
米グーグルはインド各地で100以上の鉄道駅に無料Wi-Fiを導入している。米フェイスブックは新興国向けの無料ネット接続サービスがインド当局の規制で中止に追い込まれ、別の形で市場に参入する道を探っている。