世界に羽ばたけるか、空飛ぶ車「スカイドライブ」 日本で開発進む
森氏は、同チームが他社に先行していない可能性があることも認める。
「我々が知る限り、日本全体としては現在、空飛ぶ車の開発で他国に後れを取っている」「だが『一番乗り』よりも、最大の価値を提供し、長期的に維持可能なビジネスを築くのは誰かという点の方が重要だとみている」
ただ、日本は他国に先駆けて輸送分野の世界的な技術革新を発表してきた歴史がある。東京で初の新幹線がお披露目されたのは1964年。この年に行われた東京五輪に間に合わせた。
カーティベーターの取り組みは現在進行形で進んでいる。森氏は「騒音や安全性、利便性といった問題を解決すれば、空飛ぶ車の一般利用が現実味を帯びてくるとみている」と指摘。「五輪に参加するために何でもやる決意だ」と話す。