ボーイング、テスト飛行で787型を一筆書き
シアトル(CNNMoney) 米航空大手ボーイングがこのほど、テスト飛行の経路で米国の空に巨大な航空機を描いた。
このテストは連続で18時間飛行することで787型旅客機「ドリームライナー」の新型エンジンの耐久性と信頼性を調べるもの。
同社では、飛行を終えるとドリームライナーの形になる飛行経路を計画した。
このルートはまず、2日午後遅くにシアトルを離陸して東に向かう。実際に飛行機の形を描き始めるのはミシガン州北西部、スペリオール湖とミシガン湖の間のアッパー半島上空だ。ここで同機は南に進路を変える。
翌3日朝に試験飛行が終わる時には、翼はミシガン州からテキサス州に伸び、機首はワイオミング州、尾翼はアラバマ州にいたる巨大なドリームライナーの形が完成していた。
中西部北部での嵐にもかかわらず、ボーイングは何とか予定通り、787の姿を描き出すことに成功した。その形は航空機のフライト追跡サイトなどで確認することができる。
ボーイングが創意あふれるフライトを行ったのはこれが初めてではない。新型機737型マックスの形や会社のロゴを描いたこともあれば、米本土の48州すべての上空を通るフライトを行ったこともある。