グーグルのAIで生成したスーパーボウルCMに誤り?、視聴者の指摘で更新
ニューヨーク(CNN) 米グーグルのスーパーボウルCMに登場するウィスコンシン州のチーズ業者がグーグルのAI「ジェミニ」を使って生成した商品説明について、視聴者が誤りを指摘した。
AIが生成したCMの商品説明では、ゴーダチーズは「世界の消費量の50~60%を占める」としていたが、これに対してX(旧ツイッター)のユーザーが誤りを指摘した(チェダーとモッツァレラにも言及してほしかったと付け加えている)。
生成AIは今も不正確な内容や奇抜な内容を生成することがあり、グーグルのAIが生成した検索結果をめぐっては、米国のバラク・オバマ元大統領はイスラム教徒だといった偽情報を表示して非難の的になったこともある。別のユーザーは昨年、ピザに接着剤を塗ればチーズがくっ付きやすくなると勧められたと伝えていた。
グーグルは競合する米オープンAIや米メタ、さらには中国の新興ライバルに対抗する狙いで、幅広い製品やサービスにジェミニのAI機能を搭載する取り組みに力を入れている。
グーグルは今回の間違いについて、不正確な内容や誤解を招く内容を生成する「ハルシネーション」ではなかったとXで説明。複数のウェブサイトに「50~60%」の記載があったと釈明した。