米行政管理予算局長にボート氏、上院が承認 民主党は抗議

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米上院が行政管理予算局(OMB)の局長にラッセル・ボート氏を充てる人事を承認した/Tom Williams/CQ Roll Call via AP Images

米上院が行政管理予算局(OMB)の局長にラッセル・ボート氏を充てる人事を承認した/Tom Williams/CQ Roll Call via AP Images

(CNN) 米上院は6日、行政管理予算局(OMB)の局長にラッセル・ボート氏を充てる人事を賛成多数で承認した。上院の民主党議員は夜間に本会議場を占拠し、ボート氏の指名に抗議する長時間の演説を行っていた。

採決の結果は賛成53、反対47。共和党が賛成、民主党が反対に回った。

ボート氏に対しては民主党議員から、物議を醸した保守派の政策構想「プロジェクト2025」との関係や、2020年大統領選は「仕組まれていた」との主張を巡り、怒りの声が上がっていた。

民主党議員は連邦政府の補助金などを停止するOMBのメモについても、最終的には撤回されたものの、ボート氏の指揮下でOMBがどのように運営されるかを示す危険信号だと主張していた。ボート氏はOMBの局長として、トランプ大統領の政策課題を実施するキーマンになるとみられる。

1月20日の大統領就任以降、トランプ氏の指名者の人事が承認されるのはボート氏で13人目。

ボート氏の指名を巡っては、審議時間を30時間に制限する手続き上の投票が行われた。その後、民主党議員は米東部時間5日午後2時17分から長時間演説を行い、夜を挟んで6日も終日、ボート氏の指名に抗議した。上院が最終的にボート氏の指名承認投票を行ったのは、30時間が過ぎてからだった。

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