イスラエル首相、トランプ氏の「ガザ所有」案を称賛 国防相は計画作成を指示

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4日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相/Elizabeth Frantz/Reuters

4日、ホワイトハウスで会談するトランプ米大統領(右)とイスラエルのネタニヤフ首相/Elizabeth Frantz/Reuters

(CNN) トランプ米大統領がパレスチナ自治区ガザについて、米国が所有して住民を域外へ移住させる考えを示したことを受け、イスラエルのネタニヤフ首相は5日、この提案を称賛して支持を表明した。

ネタニヤフ氏は米FOXニュースとのインタビューで「今までに聞いたなかで初めての良いアイデアで、注目に値する。この案を進めて検討し、実行するべきだ。すべての人に別の未来が開けると思うからだ」と述べた。

「まずは退去したい住民に退去を認めるという実際のアイデアに、なんの問題があるのか」と問い掛け、域外へ出た住民が再建完了後に帰還することも可能だと語った。

またイスラエル国防省によると、カッツ国防相は6日、ガザ住民の「自主的な退去」に向けた計画を作成するよう軍に指示した。

カッツ氏はトランプ氏の「大胆な発案」に歓迎の意を表し、この案には「長い年月がかかるだろう」とコメント。住民らが受け入れ国に順応する間、非武装化されたガザで長期的な再建を進めることができると述べた。

トランプ氏は4日、ネタニヤフ氏との共同記者会見で、米国がガザを引き継ぎ、住民を近隣諸国へ移住させたうえで再建することを提案した。この発言は国内外で物議を醸し、中東諸国の指導者やパレスチナ当局者、多くの西側諸国が反対の声を上げている。

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