トランプ氏長男が保護種のカモを撃ち殺したか、地元議員が提訴 イタリア

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ネットで公開されたドナルド・トランプ・ジュニア氏のイタリアでの狩猟の様子/Field Ethos

ネットで公開されたドナルド・トランプ・ジュニア氏のイタリアでの狩猟の様子/Field Ethos

(CNN) トランプ米大統領の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、イタリア・ベネチアにある特別保護区の干潟で無許可で狩猟したとして提訴された。撃ち落とした鳥の中にはイタリアの野生生物保護法で保護されているアカツクシガモが含まれている可能性がある。

訴えたのは同国北部ベネト州の議員アンドレア・ザノーニ氏で、同国の住人だけが狩猟免許を取得できると主張している。

ザノーニ氏によると、公開された映像にはトランプ・ジュニア氏と仲間のハンターらがベネチアの干潟内の私有の湿地で狩りをする様子が映っているという。

映像はトランプ・ジュニア氏が共同創業者で発行人を務めるライフスタイル誌「フィールド・エソス」のウェブサイトで2日に公開された。4日時点で映像は削除されている。

この映像はイタリアのメディアのウェブサイトで再公開された。トランプ・ジュニア氏を含むハンターの一団がカモを撃ち落としている様子が映っており、同氏の周りには複数の死んだカモが横たわっている。

同氏が「この辺りでは珍しいカモだ」などと言って指差したカモは、ザノーニ氏によると、アジアからの渡り鳥で欧州では珍しいアカツクシガモだという。

トランプ・ジュニア氏の広報担当者は、同氏を含むハンターの一団が許可を得て狩猟し、狩猟場所は一団以外にもハンターが大勢いるが許可されたエリアだったと説明した。ただし、アカツクシガモを撃ち落とした人物が、トランプ・ジュニア氏のグループ内の人なのか、別のグループのハンターなのかは不明とした。

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