石破首相が米国入り、トランプ大統領と会談へ
(CNN) 石破茂首相が、トランプ米大統領との会談を前に米国入りした。両首脳は防衛と経済での協力の深化について議論するとみられる。
バイデン前大統領が禁止命令を出した日本製鉄によるUSスチールの買収計画も議題に上る可能性がある。
トランプ氏はかねて買収への反対を表明している。6日には石破氏との会談に先駆け、USスチールのブリット最高経営責任者(CEO)と面会した。ロイター通信が報じた。
日本製鉄は同日、買収がUSスチールにとって最良の提案だと改めて強調。森高弘代表取締役副会長兼副社長は、石破氏との会談を通じてその点がトランプ氏に伝わり、買収に道が開けることを期待すると述べた。ロイター通信が報じた。
7日に予定される首脳会談で、石破氏は大統領に復帰したトランプ氏と会談する最初のアジア地域の首脳となる。トランプ氏は提携国に対し、防衛費の引き上げを要求している。
石破氏は日本による対米投資やアジア太平洋地域における両国の安全保障同盟について議論しようとする公算が大きい。日本は米国政府の安保戦略で中心的な位置を占めている。
NHKによると石破氏は、トランプ氏との会談を通じて今後の日米が経済と安全保障の分野で協力していくこと、平和と自由の促進、開かれたインド太平洋地域などの実現に向けて共に取り組んでいくことを確認したいと述べた。
石破氏はまた、トランプ氏との間で信頼関係を構築したいとの抱負も口にしたという。