1200億円相当のビットコイン、保存したHDDをうっかり捨てた男性がごみ捨て場の買い取りに意欲 英
埋立地の買い取りを計画するに先立ち、ハウエルズさんは裁判所を通じ、地元自治体に埋立地の探索を強制的に認めさせようとしていた。しかし英高等法院は先月、この試みを退ける判断を下した。
ハウエルズさんは13年8月、自宅を掃除中に誤って重要なHDDを廃棄。データが入っていないものと思い込み、ごみ袋に入れてごみ処理場に置いてきたが、その後ビットコインの価値の高騰を受けて確認したところ、捨ててはいけないHDDを捨ててしまったことに気が付いた。
それ以降、仮想通貨の近年の急激な値上がりにより、捨てられたHDDに保存されていたというビットコインの価値は900万ドル前後から8億ドルに跳ね上がったという。
地元メディアによればニューポートの自治体は、当該の埋立地を25~26年会計年度のどこかで閉鎖する計画だ。CNNは同自治体にコメントを求めたが現時点で返答はない。
自治体は21年の取材の際、埋立地の発掘は許可されておらず、そのことはハウエルズさんに何度も伝えたと述べていた。また埋立地を掘り返せば膨大な費用がかかることや、周辺地域の環境に重大な影響が及びかねないことなどにも言及していた。