オジー・オズボーン、ブラック・サバスの再結成を発表 故郷で最後のステージ
(CNN) 英ミュージシャンのオジー・オズボーン(76)はロックバンド、ブラック・サバスのオリジナルメンバーが20年ぶりにコンサートで演奏すると発表した。
X(旧ツイッター)への投稿で明らかにした。トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードとバンドを再結成し、最後のステージに臨むとしている。会場は英イングランド・バーミンガムのビラ・パークで、7月5日に開催するという。
オズボーンは今こそ自分が生まれた場所に帰るときだと強調。「幸運なことにそれができるのも、愛する人々に助けられたおかげだ。バーミンガムこそメタルの故郷。バーミンガムよ、永遠なれ」と綴(つづ)った。
「Back to the Beginning」と銘打ったコンサートには複数のアーティストが出演予定。オズボーンはソロでいくつかの楽曲を披露した後、ブラック・サバスのメンバーと共に登場し「最後の別れ」を告げるという。他に参加するバンドにはメタリカ、スレイヤー、ラム・オブ・ゴッド、アリス・イン・チェインズ、アンスラックスなどが名を連ねる。
発表ではコンサートの音楽監督を務めるトム・モレロの言葉を引用し、「史上最高のヘビーメタルのショーになるだろう」と抱負を語った。
1968年にバーミンガムで結成されたブラック・サバスは、これまでで最も成功したメタルバンドの一つとなった。オズボーンの投稿によれば全世界で売り上げたアルバムは7500万枚以上に上る。
オズボーンは最後となるツアーを2023年に予定していたが、健康上の問題からキャンセルを余儀なくされた。
その後ローリング・ストーン誌のインタビューで、もう一度コンサートを開いてファンにステージから感謝の言葉を伝えられれば「幸せ者として死ねる」と語っていた。
妻のシャロン・オズボーンも昨年同誌のインタビューに答え、夫が故郷でファンに別れを告げるつもりだと示唆していた。
コンサートのチケットは今月14日に発売開始。収益は様々な慈善団体に寄付される。