ヨハネスブルクの歴史について知っておくべき４つのこと

しかし多くの移住者、特に黒人たちは、ヨハネスブルクの通りが金で舗装されているわけではないことに気付いた。

ぼろぼろの簡易宿泊所で暮らす鉱山労働者たちは最終的に町を追われ、アレクサンドラやソウェトといった黒人居住区での生活を余儀なくされた。今日、多くの人が長時間かけてヨハネスブルクに通勤しているが、それは、法的な隔離政策というよりは、そこに富があるからだ。

反アパルトヘイト運動の中心

ヨハネスブルク、特にソウェトの人々は反アパルトヘイト（人種隔離）政策の戦いにおいて重要な役割を果たした。

ネルソン・マンデラ元大統領は、ウィットウォーターズランド大学で学ぶために東ケープ州からヨハネスブルクに移住し、アフリカ民族会議（ＡＮＣ）の活動家オリバー・タンボ氏と共に南アフリカ初の黒人弁護士事務所を開業した。マンデラ氏の住居はその後修復され、現在は博物館になっている。

反アパルトヘイト運動では音楽や芸術も重要な役割を果たし、ヨハネスブルクに近いソフィアタウンは１９５０年代に起こった文化運動の中心地だった。