ヨハネスブルクの歴史について知っておくべき4つのこと
ミリアム・マケバやヒュー・マセケラといった伝説的ミュージシャンたちは、当時人種差別のなかったこの地域のジャズクラブで演奏していた。しかし、この地域は1950年代に黒人強制退去の最初の標的となった。
人類の発祥地
ヨハネスブルクには、世界で最も長い人間生活の歴史がある。
ここで最古の住民が暮らしていたのは今から300万年前。彼らの遺跡は、ヨハネスブルクの北50キロにあり、世界遺産にも登録されている「クレイドル・オブ・ヒューマンカインド(人類発祥の地)」と呼ばれる場所に保存されている。
このエリアではこれまで、完璧な状態が保たれていた化石人骨「リトル・フット」など、古生物学的に世界で最も重要な化石が発見された。
草で覆われた巨大な古墳内にあるマロペン・ビジターセンターでは、人類の歩みが分かるさまざまな品が展示されている。また、このエリアで最も刺激的な考古学的発見がなされたスタークフォンテン洞窟内を散策するのもおすすめだ。