ハワイ観光の規制緩和、陰性証明で隔離免除
ハワイ・ホノルル(CNN) 米ハワイ州は現地時間の15日から、渡航前の新型コロナウイルス検査で陰性が証明された旅行者について、これまで義務付けていた到着後14日間の隔離措置を免除する。
14日間の隔離は3月26日以来、ハワイに到着した旅行者に義務付けられていた措置。この影響で現地の商店やレストランは休業し、かつて観光客でにぎわっていたワイキキの街はゴーストタウンと化していた。
地元自治体は再び観光客を呼び込むことで、打撃を受けた経済を再び活性化させたい意向だ。
ハワイを訪れる旅行者は、到着までの72時間以内にハワイ州が指定する機関で新型コロナの検査を受ける必要があり、陰性の証明書を提示すれば、14日間の隔離が免除される。
ただし観光客も同地の規制に従ってマスク着用が義務付けられ、検温や接触者追跡が必須とされ、他人との距離をあけるソーシャル・ディスタンシングなどの規制を守る必要がある。
観光中も規制に従ってマスクの着用が義務付けられる/Hawaii Tourism Authority
ハワイ観光局によると、ビーチや公園は普段よりも混雑が少ない状況が予想される。大半は制限付きで解放される予定だという。
オアフ島は4段階の再開戦略の第1段階にあり、ビーチへ出かける場合も含めて人が集まる人数は5人までに制限される。飲食店や商店、動物園や植物園など一部が屋内の施設では、定員の50%までしか入場できない。
ヘリコプターツアーや短期間レンタル、バーやナイトクラブはいずれも休業が続く。
屋外の観光地も、マウナケア山頂、ダイヤモンドヘッド州立記念碑、ハナウマ湾州立公園、イアオ渓谷州立記念碑などは引き続き閉園する。