ユニバーサル・スタジオ北京が試験営業 20日に正式オープン
(CNN) 中国に新たなテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ北京」が完成し、20日のグランドオープンを前に試験営業が始まっている。
ユニバーサル・スタジオは米ロサンゼルスとオーランド、大阪、シンガポールに続く世界5カ所目。新型コロナウイルスの感染拡大で開業が何度か延期されていた。
園内は7つのエリアと37のアトラクションで構成。香港の英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストによると、総工費は500億人民元(約8500億円)と推定される。北京の国営企業との共同プロジェクトとして建設された。
「ハリー・ポッター」や「トランスフォーマー」など人気映画シリーズをテーマにしたおなじみのエリアに加え、初の「カンフー・パンダ」エリアなどのオリジナルのアトラクションが人気を呼びそうだ。
園内は7つのエリアがある/Steven Jiang/CNN
試験営業中の入園客にCNNがインタビューしたところによると、この期間は人数制限があるにもかかわらず、ジェットコースターなどの人気アトラクションには長い列ができている。ほとんどの時間帯で、待ち時間が最長1時間を大きく超える混雑ぶりだという。
来園客には感染対策として、入り口での検温やマスクの着用を義務付けている。
2つのリゾートホテルやレストラン棟が併設されている。北京の中心街から車で簡単にアクセスできるほか、専用の地下鉄駅もオープンした。
ユニバーサル・スタジオ北京に入園する人々/VCG/Getty Images