ディズニー・クルーズ、12歳未満のワクチン義務を撤廃
(CNN) 米ウォルト・ディズニー傘下のディズニー・クルーズラインは、5~11歳の子どもが乗船する条件としていた新型コロナウイルスワクチンの接種完了について、来月2日以降に米国とカナダの港から出発するクルーズでは求めない方針を明らかにした。
米食品医薬品局(FDA)は新型コロナワクチンの緊急使用許可(EUA)の対象を生後6カ月~5歳の子どもにも拡大したが、ディズニー・クルーズはもともとこの年齢層には接種を求めていなかった。
今後、ワクチン接種の条件は12歳以上の乗客にのみ適用される。
新型コロナの検査は、すべての乗客が受けることになっている。ワクチン接種を完了している場合、乗船1~2日前の陰性証明があれば出発ターミナルでの検査は不要。事前の検査を受けなかった乗客は、出発時の検査を自費で受ける必要がある。
ワクチン未接種の場合は、事前の検査に加えて出発時に2回目の検査を求められるが、費用は同社が負担する。
クルーズ船の乗船条件は他社も緩和の方向にある。ロイヤル・カリビアンは来月5日以降、欧州と米国内数カ所の港から出発する乗客を、ワクチン接種の有無にかかわらずすべて受け入れる。
セレブリティ・クルーズも同5日から、一部の港から出発する乗客を対象にワクチン接種の義務付けを緩和する。
カーニバル・クルーズも同6日以降、大半のクルーズで未接種の乗客を受け入れる方針だ。
米疾病対策センター(CDC)は、先月半ばにクルーズ船の監視を打ち切っていた。