サグラダ・ファミリア聖堂、建設完了近づく 福音書作家の4塔が完成

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建設完了に近づくスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂/Urbanandsport/NurPhoto/Getty Images

建設完了に近づくスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂/Urbanandsport/NurPhoto/Getty Images

(CNN) 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産に登録されたスペイン・バルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂で、着工から140年あまりを経て5つの中央塔がついに完成した。

残る6本目の塔が完成すれば、1882年に始まったサグラダ・ファミリア聖堂の建設は完了する。6本目のイエスの塔は2026年に完成する見通し。

聖堂を設計したカタルーニャ出身の建築家アントニ・ガウディは、聖書の登場人物(12使徒と4人の福音書作家、聖母マリア、そしてイエス)を象徴する18の巨大な塔を建設する構想を描いた。

サグラダ・ファミリア聖堂の発表によると、福音書作家マタイの塔に9月27日、最後の彫刻が設置され、翌日にはヨハネの塔にワシの彫刻が載せられた。

「4つの福音書作家の塔が完成した! 間もなくこの建築物は記念すべき時を迎える!」。同教会は29日、フェイスブックにそう記した。

11月12日には落成を祝うミサが同聖堂で行われ、4つの福音書作家の塔がイルミネーションに照らされる。ライトアップはクリスマスまで続ける予定。

昨年には福音書作家マルコの塔にライオンが、ルカの塔にキツネが設置されていた。

聖母マリアの塔は2021年、先端に巨大な星が設置され完成を迎えていた/Josep Lago/AFP/Getty Images
聖母マリアの塔は2021年、先端に巨大な星が設置され完成を迎えていた/Josep Lago/AFP/Getty Images

4つの福音書作家の塔の高さはそれぞれ135メートル。21年末には、聖母マリアの塔(高さ138メートル)の先端に12の突起をもつ巨大な星が設置され、同塔が完成を迎えていた。

26年に完成予定のイエス・キリストの塔は高さ172.5メートル。高さ17メートルの十字架を設置して完成させる。

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