スペリング大会予選で大熱戦、単語リスト尽きて再戦に
(CNN) 全米の子どもたちが英単語のつづりの正確さを競う恒例の大会「スクリップス・ナショナル・スペリング・ビー」の地方予選で、5年生と7年生(日本の中学1年に相当)の参加者がともに正解を連発して引き分けとなり、全国大会出場を賭けた決戦を来月改めて実施することになった。
ミズーリ州カンザスシティー市内で22日に開催された予選には25人の児童、生徒が出場。5年生のソフィア・ホフマンさんと7年生のクッシュ・シャーマ君が短時間のうちに勝ち抜き、一騎打ちとなった。
2人の対戦は60回以上に及んだ。全米各地の予選向けに用意されたリストの単語がすべて出尽くし、主催者が辞書から選んであった20語の予備リストを使い果たしても、勝負はつかなかった。運営担当者は「職員が疲れ切っているのに対し、2人のエネルギーは尽きることがなかった」と話す。
シャーマ君はCNNとのインタビューで「再対戦に向けてがんばる。全国大会への出場が決まったら、1分もむだにしないように勉強する」と意欲を示した。ソフィアさんは「シューマ君もがんばった。2人とも全国大会に出られたらいいのに」と話している。