レストラン地下でガス漏れ、店長がCO中毒で死亡 米NY州
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク州ロングアイランドのショッピングモールにあるレストランの地下で22日夜、一酸化炭素中毒が発生し、店長の男性(55)が死亡、27人が病院へ運ばれた。捜査当局によると、給湯器の配管にガス漏れが見つかった。
当局が23日に発表したところによると、病院で手当てを受けた患者のうち26人は帰宅したが、従業員1人が入院中だという。
現場はハンティントン駅のモール内にあるレストラン「リーガル・シーフード」。22日夜に地下で女性が倒れたとの通報があり、警察と救急隊が出動した。警官らもめまいなどを感じたため、一酸化炭素中毒が原因と断定。店内と周囲の従業員や客を避難させた。店長は地下で意識不明となっているのが見つかり、病院で死亡が確認された。
店内に一酸化炭素の探知機はなかった。同州の規定によれば、就寝用の施設以外には設置が義務付けられていない。地元当局による年1回の立ち入り検査は昨年3月に実施され、問題は指摘されていなかった。