同性婚合法化の支持率、過去最高の59% 米世論調査
(CNN) 同性婚の合法化を支持する米国民の比率が59%と過去最高の水準に達したことが最新世論調査で6日までにわかった。
調査は米ABCテレビとワシントン・ポスト紙が共同実施したもので、昨年夏の同様調査と比べ支持率は2ポイント増。59%の数字は、無党派系の機関がこれまで実施した全米対象の世論調査では過去最高とみられるとも報告した。
今回調査で、合法化に反対したのは34%で、昨年夏の調査時から6ポイント減った。
米国内では最近、同性婚を禁じたり制約したりする州法を否定する連邦裁判所の判断が相次いでいた。婚姻を男女の関係に限定した「結婚防衛法」を違憲とした米連邦最高裁の昨年6月の判決を受けた流れとなっている。
今回調査によると、民主党支持者の10人に7人、無党派層では10人の6人超が同性婚の合法化を支持。一方、共和党支持者の54%が反対し、賛成は40%だった。
年齢別に見た場合では、18~39歳の72%が支持し、この比率は40~64歳で54%、65歳以上では47%にそれぞれ後退した。
同性婚を認めない33州などでの調査対象者で合法化に同調したのは53%、不支持は10人に4人だった。
今回調査は今年2月27日から3月2日にかけ全米の成人1002人を対象に電話で実施した。