米NYの3つ星レストラン、衛生検査は最低評価
(CNN) 米ニューヨーク市でもトップクラスの高級レストラン「パー・セ」が、市衛生局の立ち入り検査で数々の違反を指摘され、最低評価の「C」を付けられた。
パー・セはミシュランで3つ星を獲得したニューヨーク市内でも数少ないレストランの1つ。ニューヨーク市衛生局の記録によると、立ち入り検査は2月19日に実施され、調理場に手洗い用の設備やせっけんがないことや、食品の不適切な温度管理、調理場での飲食や喫煙などを指摘された。
こうした項目はいずれも「深刻な」違反に該当し、違反点が42点になった。立ち入り検査の結果は3段階で評価され、違反点が13点以下なら「A」、14~27点で「B」、28点以上は「C」となる。
パー・セは前回2013年6月の検査では違反点7点でA評価だったが、同年のその前の検査と2011年の検査では違反点が40点台に達していた。
同店の料理長を務める有名シェフのトーマス・ケラー氏は、2日に開かれたアカデミー賞授賞式のパーティーでも腕を振るっていた。
ちなみに同店で食事をした場合、9コースのテイスティングメニューで1人当たり310ドル。