泥酔ギャンブルで大損、客がカジノを提訴 ラスベガス
(CNN) 米ラスベガスのカジノで50万ドル(約5150万円)の損を出したカリフォルニア州の男性が、泥酔状態だった自分に賭けへの参加を認めた責任はカジノ側にあるとして、借金の帳消しや損害賠償を求めて提訴した。
訴えを起こしたのは自動車ディーラーの元経営者、マーク・ジョンストンさん(52)。CNNの取材に対して6日、カジノで大量のアルコール飲料を出されて意識がなくなり、自分が損をしたことも、賭けをしたことも覚えていないと話し、「酔って街を歩いていてすりに遭い、現金を盗まれたようなもの」と訴えた。
訴状などによると、ジョンストンさんは1月30日に友人と共にカリフォルニア州から空路ラスベガス入りして飲食した後にカジノに出かけた。この時点で既に10杯ほど飲んでおり、カジノでは翌日午後まで17時間にわたって賭けをしながらさらに約20杯飲んだという。
この賭けで50万ドルの損を出し、カジノ側が3月31日までに支払うよう要求。金額については、2割を差し引いた40万ドルの支払いでカジノ側と合意したものの、その後カジノ側が合意を破棄し、支払い期限も早めてきたとジョンストンさんは主張する。