NYでエボラ熱発症の医師、退院へ
ニューヨーク(CNN) ギニアから米国に帰国後にエボラ出血熱と診断されてニューヨーク市内の病院に入院していたクレイグ・スペンサー医師(33)が、無事回復して11日に退院する見通しとなった。当局者が10日に明らかにした。
スペンサー医師は国境なき医師団の医師としてギニアでエボラ患者の治療に当たり、10月12日にアフリカを発って欧州経由で17日にニューヨークの空港に到着。23日に発熱などの症状が出てエボラ感染が確認され、隔離された。
隔離されるまではニューヨーク市内でジョギングしたり地下鉄に乗ったりボウリングに出かけたりしていたことから、一時は感染拡大の不安が広がった。しかし当局は、同医師からウイルス感染が広がる危険は小さいと強調していた。
退院後は自宅のあるニューヨーク市内のアパートに戻る見通し。米国ではスペンサー医師のほかにも数人のエボラ感染が確認され、病院で治療を受けて退院している。