リベリアのエボラ熱、感染拡大に減速の兆し WHO
(CNN) 西アフリカ諸国で猛威をふるうエボラ出血熱の問題で世界保健機関(WHO)は29日、感染が最も深刻なリベリアで新たな感染件数が減速するなど終息に向けて望みを抱かせる兆候が見え始めたと報告した。
リベリアでは犠牲者の埋葬件数や病院などでの検査件数も減り始めているとも述べた。ただ、これらの兆候について早急な結論を下すことには慎重な姿勢を示している。
WHOによると、今月29日時点での死者数は計4920人で、感染者数は計1万3703人。
今月25日の報告では疑い例を含む感染者数は1万141人で、今回発表で3500人以上増えたことになる。前回発表での死者は4922人と今回より2人多かった。
エボラ熱の死者の大半はリベリアやギニア、シエラレオネの3カ国となっている。