ホワイトハウスに小型無人機が墜落、持ち主は政府職員
シークレットサービスの情報筋はCNNに、飛行体がホワイトハウス東方の住宅地から飛来したとの見方を示していた。今後さらに周辺の事情聴取や現場検証を進めるとしている。
小型無人飛行体の商業利用を推進する業界団体によると、現在の利用者は全米で少なくとも50万人に上り、同団体は連邦航空局(FAA)と協力して操作ルールの徹底を図っている。娯楽を目的とした最新機種の一部は、空港周辺などの禁止区域では作動しない仕組みになっているという。
首都ワシントン上空は厳しい飛行規制が敷かれ、無人飛行体も禁止されているが、昨年はホワイトハウス付近と連邦議会議事堂の敷地内で飛ばしたとして2人が拘束された。
ホワイトハウスでは昨年、男が柵を乗り越えて侵入し、本館の奥まで駆け込む騒ぎが起きた。この不祥事を受けてシークレットサービスではピアソン長官が辞任したのをはじめ、複数の高官が交代した。
国土安全保障省による独立調査委員会は昨年末、職員らの負担が限界を超えていたとする報告書を出した。