テキサス発砲事件、米当局がテロとの関連を捜査
(CNN) 米テキサス州ガーランドで開かれたイスラム教預言者ムハンマドの風刺画イベントの会場前で2人組の男が発砲し、警官に射殺された事件で、米捜査当局は容疑者らと外国テロ組織とのつながりを詳しく調べている。
2人組はアリゾナ州フェニックスのアパートで同居していたエルトン・シンプソン、ナディル・スーフィ両容疑者。捜査当局者はこの事件について、テロ組織に感化されて自発的に行動した「一匹おおかみ」型の犯行とも、外部からの指示に従っただけの犯行とも言い切れないと述べ、「両者の中間ではないか」との見方を示した。
当局者らが5日に語ったところによると、事件はイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の関与をうかがわせるパターンに当てはまる。ISISはこれまでソーシャルメディアで高度な宣伝作戦を展開し、同調する若者らにシリアへの渡航や自国でのテロ実行を促してきた。
シンプソン容疑者は、シリアでISISに参加する英国人ハッカーのジュナイド・フセイン容疑者や、ソマリアで過激派「シャバブ」に加わっている米国人モハメド・アブドゥラヒ・ハッサン容疑者と、インターネット上でつながりを持っていたとみられる。