バイデン米副大統領、イラク軍を称賛 国防長官の批判発言後

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「戦う意志がなかった」 米国防長官

ワシントン(CNN) 米ホワイトハウスによると、バイデン副大統領は25日、イラクのアバディ首相と電話で会談し、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦うイラク軍部隊の「多大な犠牲と勇気」を高く評価すると述べた。

イラク軍部隊をめぐっては、カーター米国防長官が24日、CNNとのインタビューで、イラク中西部の要衝ラマディが陥落した際に「戦う意志を示さなかった」と厳しく批判。これに対してアバディ首相は、カーター氏の認識が「誤った情報」に基づいていると反論していた。

バイデン副大統領はアバディ首相との電話で、イラク軍は過去1年半にわたり、ラマディをはじめとする各地でよく戦ってきたと強調。米国は今後、イラク軍がISISの車爆弾などに対応できるよう訓練を強化すると約束した。副大統領はラマディ陥落の前にも、同市の防衛に向けて武器の供給を前倒しするとの方針を首相に伝えていた。

カーター長官の発言については、米国側がこのほかにも修正の動きをみせている。米政権のある高官は、長官が言及したのは「ラマディに限定した話」だと説明した。

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