反トランプ氏のテレビ広告、過去の女性蔑視発言を指摘
トランプ氏は当時CNNの番組で、こうした批判について「正反対だ。私は女性を大事にするし、手助けしたいと思っている。女性のために、ほかの候補者がだれもできないようなことをするつもりだ」などと反論していた。
昨年末には、民主党の候補者指名を目指すヒラリー・クリントン前国務長官が2008年の大統領選で敗れたことを、男性性器を意味する言葉で表現。クリントン氏がトランプ氏には「女性差別の傾向」があると批判したのに対し、夫のビル・クリントン元大統領も同じだと反撃した。
米調査会社カンター・メディア傘下のCMAGによると、アワー・プリンシプルズは今まで、反トランプ氏の放送広告に計530万ドルを投じてきた。この中にはラジオ向けの約50万ドルも含まれている。ブッシュ氏の地元フロリダ州で使ったのは、そのうち220万ドル余りとされる。