9歳少年、養子費用を自ら捻出 レモネード売る姿が話題に
トリスタンくんが生後3カ月のとき、生物学上の父親が銃に関する連邦法に違反し22年の禁錮刑を受けた。デービスさんは離婚し、トリスタンくんとその母親を支援することに同意した。
その後、ドニーさんはジミーさんと結婚し、トリスタンくんを我が子のように育てた。トリスタンくんが2歳半になったころ、母親が独り立ちをし、トリスタンくんも母親と一緒に暮らすことになった。それでも、ドニーさんはトリスタンくんと連絡を取り続け、週末に面倒を見たり、電話で話したりしたという。
ドニーさんは、トリスタンくんが4歳になるころ、様子が変わりはじめたことに気がついた。汚れた服はトリスタンくんの体には小さすぎた。ドニーさんによれば、母親はドラッグを使用していたようだったという。
児童福祉局に連絡を取るなどしたが、対応は取られなかったという。数カ月後、当局者2人がドニーさんの家を訪れ、トリスタンくんの世話ができるか尋ねたという。トリスタンくんは地元のホームレス用のシェルターに置き去りにされていた。
ドニーさんとジミーさんはその後、トリスタンくんが虐待とネグレクトから回復するのを手伝った。その道のりは簡単ではなかったが、今では、学校でAの成績を取り、友人の作り方もゆっくりとだが身につけつつあるという。