オバマ大統領、銃乱射の現地に 遺族から対策求める声

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オバマ大統領が銃乱射の現地訪問

(CNN) 米史上最悪の49人の犠牲者を出したフロリダ州オーランドの銃乱射事件で、オバマ大統領が16日にオーランドを訪れて犠牲者の遺族や負傷した被害者と会い、再発防止に向けた対策を強く求められたことを明らかにした。だがその一方で、ほとんど何の約束もできない現実に対して憤りを示した。

遺族らとの面会後に演説したオバマ大統領は、「我々の政治は共謀して、テロリストや錯乱状態にある人物までもが異常に殺傷力の高い武器をできるだけ簡単に、しかも合法的に購入できるようにしてきた」と指摘した。

犠牲者の遺族からは「なぜこうした事件が起こり続けるのか」と問われ、再発防止のため対策を強化してほしいと求められたと述べ、「遺族にとっては政治などどうでもいい。私も同じだ」と力を込めた。

一方でオバマ大統領は、「隣人や友人や同僚あるいは見知らぬ人に危害を加えようとする錯乱した人物をすべて予測したり拘束したりすることはできない」と認め、銃規制強化に反対する政治家は、銃犯罪の犠牲者の遺族と顔を合わせるべきだと訴えた。

オバマ大統領が任期中に大量射殺事件の犠牲者遺族を見舞うために訪れた都市はこれで10都市目。昨年1年間だけで4都市に上った。

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