オバマ大統領、銃乱射の現地に 遺族から対策求める声
遺族との面会に先立ちオバマ大統領とバイデン副大統領は、事件現場のゲイ・ナイトクラブ「パルス」に駆けつけて対応に当たった捜査関係者や、同クラブの経営者らと面会。死亡した49人をしのんで49個のバラで作った花束を供えた。
死亡したオマル・マティーン容疑者は、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に忠誠を誓ったとされる。オバマ大統領は、「このような錯乱した人物の心から生まれたローンウルフ(一匹狼)がいる限り、再発防止のためには違った対策を講じなければならない」と強調した。
犠牲者の多くが同性愛者やラテン系の人だった。オバマ大統領は今回の事件を「LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)に対する攻撃」とも形容し、「今こそ私たちすべてが、互いにどう接してきたかを振り返り、全人類の尊厳と平等を主張しなければならない」と訴えた。