米政治学者が選ぶ「偉大な大統領」、トランプ氏は最下位
ワシントン(CNN) 米国で祝日「大統領の日(プレジデンツ・デー)」の19日、政治学者らが選んだ「偉大な大統領」のランキングが発表された。トップは2014年の前回と同じくリンカーンで、現職のトランプ氏は最下位だった。
米政治学会の現会員または元会員で大統領や行政機関を研究対象とする専門家が、歴代大統領の「総合的な偉大さ」を100点満点で評価した。
有効回答170件を集計した結果、上位7人の顔ぶれは前回と変わらず、リンカーン、ワシントン、フランクリン・ルーズベルト、セオドア・ルーズベルト、ジェファーソン、トルーマン、アイゼンハワーの順だった。
回答した専門家の内訳は民主党支持者が約57%、共和党支持者が13%で、無党派が27%。共和党支持者や保守派の回答者だけの集計ではワシントンがリンカーンを抑えてトップとなり、トランプ氏は44人中40番目だった。
前回のランキングに比べると、オバマ前大統領が18位から8位に躍進したのが目立つ。一代前のジョージ・W・ブッシュ元大統領も35位から30位、レーガン元大統領11位から9位に上がった。一方、クリントン元大統領は前回の8位から13位に下がっている。