トランプ氏慰問に「偽善者」と反発、銃乱射事件の地元当局

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トランプ大統領はメンタルヘルス問題に言及するが、銃関連法の見直しは示唆していない

トランプ大統領はメンタルヘルス問題に言及するが、銃関連法の見直しは示唆していない

(CNN) 米南部フロリダ州の高校で生徒ら17人が死亡した銃乱射事件で、現場があるブロワード郡の行政当局幹部は16日、トランプ大統領による事件の犠牲者を弔うための現地訪問に触れ、「全く馬鹿げている」と非難した。

同郡行政の副責任者であるマーク・ボーゲン氏がCNNの取材に述べた。銃所持を支持する人物が来て、事件のおぞましさをどう話そうとするのかと反発。「全くの偽善者だ」とも切り捨てた。

トランプ氏は今回の事件を受け、銃関連法の見直しなどは示唆していない。代わりに銃乱射事件に絡むメンタルヘルス問題への対応策を前面に出している。昨年2月には、銃所持の背景調査の強化策として社会保障局による精神疾患を持つ特定の人物に関する定期的な情報提供を義務付けたオバマ政権時代の規定を廃止してもいた。

ボーゲン氏は、大統領は1年余前にそれまで銃を購入出来なかった人物による所持を許したことになると非難。攻撃兵器の買い入れを支持しているトランプ氏はここに来て、二度と起きてはいけない事件の恐ろしさを強調することを演じたがっていると主張。「ワシントンに帰れば、攻撃兵器を支持している」とし、「間違いない偽善である」と強調した。

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