バイデン氏、中間選挙は「2つの異なるビジョンの選択」 フロリダ州で集会
(CNN) バイデン米大統領は1日、今月8日の中間選挙を前にフロリダ州マイアミガーデンズで集会を開き、今回の選挙は「米国に対する2つの大きく異なるビジョンの選択」になるとの認識を示した。
フロリダ・メモリアル大学でのイベントに登壇したバイデン氏は、「今回の選挙は国民投票ではない。選択だ。米国に対する2つの大きく異なるビジョンの選択になる」と述べた。
バイデン氏はまた、共和党が投票権の制限を狙っていると警告し、「民主主義を懸けた選挙になる」と改めて訴えた。
バイデン氏は演説の大半の時間を割き、社会保障や高齢者向け保険「メディケア」、人工妊娠中絶、学生ローンなどの争点に関する民主党と共和党の「著しい相違」に言及した。
学生ローンについては、「彼らは不平不満を並べて裁判所に申し立てたが、敗訴することになる」と指摘。「一体何様のつもりなのか」と聴衆に問いかけた。
トランプ前大統領のスローガン「MAGA(米国を再び偉大に)」をもじった「メガMAGA共和党員」や「あなた方の父親の時代の共和党ではない」など、おなじみとなったフレーズを使って共和党員を形容する場面もあった。
バイデン氏はまた、石油会社の「法外な」利益を改めて批判し、「米国に投資して米国民を支えるという約束を果たしていない」と指摘した。