米B1B爆撃機、朝鮮半島上空を飛行 7年ぶりの実弾投下も

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朝鮮半島上空を飛行する米B1B爆撃機(左)と韓国のF15K戦闘機/South Korea Defense Ministry/AP

朝鮮半島上空を飛行する米B1B爆撃機(左)と韓国のF15K戦闘機/South Korea Defense Ministry/AP

(CNN) 米国と韓国は5日、米韓合同航空演習の一環で米国のB1B爆撃機が朝鮮半島上空を飛行し、実弾を投下したと明らかにした。朝鮮半島上空での実弾投下は7年ぶり。

米国によると、B1B爆撃機と韓国のF15K戦闘機は5日、精密な500ポンドの「JDAM(統合直接攻撃弾)」を投下し、複数の目標を同時攻撃した。その後、B1B爆撃機は韓国のF35AやKF16戦闘機、米国の戦闘機や空中給油機と共に飛行した。

在韓米軍副司令官と第7空軍司令官を務めるデビッド・アイバーソン中将は、「今回の訓練は係争環境で複数の目標を同時攻撃する米韓合同軍のすばらしい能力を示した」とコメントした。

北朝鮮が韓国にごみを積んだ風船を飛ばしたことを受け、北朝鮮との間では緊張が高まっている。北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の妹、金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長はごみ風船について、反北朝鮮のビラを風船にくくりつけて送る韓国の長年の措置に対する「厳密な対抗措置だ」としている。

韓国国防省によると、B1Bが朝鮮半島上空で「実弾投下」を実施するのは2017年以来。「縦深目標を精密攻撃」する能力を示すものだという。

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