米議会選・知事選、「史上初」の顔ぶれ誕生の見込み
(CNN) 米大統領選と同じ5日投開票の連邦議会選や州知事選で当選を確実にした候補者の中には、全米や各州で「史上初」の肩書を手にした例も多い。
上院選では、CNNの予測では、デラウェア州で民主党のリサ・ブラント・ロチェスター氏、メリーランド州で同党のアンジェラ・アルソブルック氏が、それぞれ州内初の黒人女性として当選を確実にした。上院で2人の黒人女性が同時に議員を務めるのも初めて。
オハイオ州では南米コロンビア出身のバーニー・モレノ氏(共和党)が、同州初の中南米系上院議員となる。
ニュージャージー州では、上院初の韓国系議員としてアンディ・キム氏(民主党)の当選が確実になった。同州でアジア系の上院議員が選出されるのは初めて。
下院選では、ノースダコタ州初の女性としてジュリー・フェドーチャク氏(共和党)が当選確実になり、女性の下院議員を出していない州は全米でミシシッピだけになった。
デラウェア州のサラ・マクブライド氏(民主党)は、トランスジェンダーを公表した初の連邦議会議員となる見通し。同様にテキサス州のジュリー・ジョンソン氏(民主党)は、LGBTQ(性的少数者)であることを公表して連邦レベルの選挙に勝つ同州初の例になった。
ワシントン州からも、メキシコ系のエミリー・ランド―ル氏(民主党)が、LGBTQを公表した同州初、中南米系初の連邦議会議員として当選を確実にした。
アリゾナ州からは、ヤサミン・アンサリ氏がイラン系として初の民主党連邦議会議員に選ばれることが確実になった。
バージニア州で上院議員当選を確実にしたスハス・スブラマニャム氏(民主党)は、同州初のインド系連邦議会議員となる。
ノースカロライナ州知事選ではジョシュ・スタイン氏(民主党)が、同州初のユダヤ人知事となる見通しだ。